「我が闘争」は、ヒトラー没後70年の15年12月31日に著作権が切れます。
ミュンヘンの現代史研究所はこれに合わせ、学術的注釈のついた版を新たに出版します。
著作権が切れる直後の2016年1月4日に刊行。
批判的な注釈の中心は、
どのようにヒトラーの主張が生まれたか、
どのような意図でヒトラーはそれを追求したか、
同時代ではヒトラーの主張に対してどのような社会的支援があったか、
1933年以降の影響は何か、
という問題設定がされています。
企業が商業目的に販売するのを防ぐため、現代史研究所の出版社から発行し、完全な統制の下におきます。
http://www.neaglossa.com//
詳しくは上記、HPをご覧ください。
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ミュンヘンの現代史研究所はこれに合わせ、学術的注釈のついた版を新たに出版します。
著作権が切れる直後の2016年1月4日に刊行。
批判的な注釈の中心は、
どのようにヒトラーの主張が生まれたか、
どのような意図でヒトラーはそれを追求したか、
同時代ではヒトラーの主張に対してどのような社会的支援があったか、
1933年以降の影響は何か、
という問題設定がされています。
「我が闘争」の新版刊行で、歴史教育や政治教育に貢献ができると研究所は考えているようです。
ヒトラーのプロパガンダを解体し、この本の象徴的力を奪うのが目的。
「我が闘争」のイデオロギー・プロパガンダ的、あるいは商業的悪用を防止できるということです。
歴史学者のクリスティアン・ハルトマンの監修の下、現代史研究所からは二人の歴史家が新版に取り組んでいます。
このほか、5人の歴史家、また、ドイツ語ドイツ文学、人間遺伝学、日本学、ユダヤ学、芸術史学、教育学、経済史学など他分野からの代表者も校訂に加わっています。
カラー図版入りで約2000ページ、5000の注釈つき。
百科事典のように編集されているそうです。
企業が商業目的に販売するのを防ぐため、現代史研究所の出版社から発行し、完全な統制の下におきます。
現代史研究所はこの本で儲けるつもりはないため、「原価」で販売しようとしていますが、
図書館に置けるような水準にするために、印刷や装丁は高級なものにするそうです。
2巻本の価格はこれに応じて98~158ユーロとなる予定ということです。
なお、注釈がついていない版は、著作権切れ後も発禁対象となるそうです。
http://www.neaglossa.com//
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コメント
コメント一覧 (2)
ナチス時代の戦争遺跡を巡るために、
年に数回、ヨーロッパを旅行しています。その様子をブログ、web記事で書いています。
ドイツで、我が闘争が発行になるとは驚きました。
また、続報を楽しみにしております。
ユダヤ人の一部の人々や政治家の中には、再出版を危惧する人たちがいるようです。
極右勢力や扇動者たちに悪用されるのを恐れているのです。
ただ、ネット上で簡単に読める現在、発禁を続けることに意味があるのかどうか、疑問です。
また記事を書きたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。