ジャーマンウィングスの墜落事故から3月24日で1年が経ちます。

バルセロナからデュッセルドルフへ向かっていたジャーマンウイングスの機体が、フランス上空で突然急降下してアルプス山中に墜落、搭乗していた150人が亡くなりました。

ドイツ航空史上最悪の事故です。

心の病を患っていたルビッツ副操縦士が故意に墜落させたといわれています。

この1年、遺族とその弁護士たちは親会社のルフトハンザと補償をめぐって交渉を重ねてきました。


犠牲者の権利団体「クラッシュ」を率いる弁護士クリストフ・ヴェレンス氏は、ジャーマンウィングス墜落事故の犠牲者の80家族以上を支援しています。

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ヴェレンス氏はドイツ紙のインタビュー(ベルリーナー・クーリエ)でこう答えています。

「ルフトハンザは副操縦士を訓練に受け入れたとき、大きな間違いを犯した。2009年に故郷の街からブレーメンへ移って訓練を始めたときからすでに大きな問題を抱えていた。その後、副操縦士は半年間、心的病にかかっていた。将来パイロットになる人間が仕事場が変わったときに倒れてしまうぐらい、ストレスに弱いのだったら、仕事で責任を引き受けるべきときにこの人間の頭の中でどんなことが起こるか想像できる」。

この事故は副操縦士による「殺人」だと主張しています。

「この事件は普通の保険法では扱えない。遺族はこの事件は殺人事件であり、ルフトハンザはこの殺人に責任があると明確に認めることを期待している」。

ルフトハンザとの過去の交渉については、

かなりの後退が生じている。当初は迅速で寛大な支払いが発表されたが、いつの間に消えてしまった。とにかく官僚主義的だ」。

米国にあるルフトハンザの訓練校はもう訴えたかとの質問には、

いいえ。しかし今月中に行う。訴訟はわれわれが遺族とともに本気であることのサインだ。ルフトハンザがここから学んでくれればいいのだが」。

訴訟相手は、

副操縦士が訓練を受けていた米国にあるルフトハンザの訓練校がわれわれの敵だ。ルフトハンザの100%子会社でアリゾナにあるが、米国で訴訟を行うことができる。理由は簡単だ。09年に副操縦士がそこで訓練を受けていたから。私には理解できない決定だ。関係者は半年間治療を受けて向精神薬を飲まざるを得なかった人間にパイロットの訓練は受けさせないと、理解していなければいけなかった」。

補償額は計「数百万ユーロ」に上るそうです。

ルフトハンザは犠牲者の苦しみに対して死者一人当たり2万5000ユーロを支払ったそうです。弁護士はこれは受け入れ、すべての家族が支払いを受けました。


一方、ルフトハンザは近親者に慰謝料として1万ユーロを提示。弁護士たちはルフトハンザに責任がある殺人の観点からすると馬鹿馬鹿しいほど低い金額と考え、拒否したそうです。欧州や他の国では10万ユーロ以上が妥当とされています。



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