Demonstration gegen die geplante Bundestagsresolution zum Völkermord an den Armeniern während des Ersten Weltkriegs. (dpa-Bildfunk / Paul Zinken)




トルコは101年前のアルメニア人虐殺をジェノサイド(集団虐殺)と定めたドイツの決議に対し、猛烈な批判を続けています。


エルドアン大統領はドイツは「重要な友人」を失うだろうと述べ、ドイツへの制裁もほのめかしています。トルコが「公正に」扱われなかったら、難民問題でEUに協力しないと。また大統領は、トルコ国民のEUへのビザなし渡航を7月にも認められないなら、難民協定を実行する義務を感じないとも述べています。

トルコはドイツへの「復讐」として、ドイツ帝国による1904~7年のアフリカのヘレロ・ナマクア虐殺をトルコ議会で決議にかけようと動いています。


トルコはずっとジェノサイドであることを否定しています。認めない理由は何でしょうか。


専門家のChristin Pschichholz氏の説明です。


第1次世界大戦で欧州各国に占領されたトルコを解放し、近代トルコを樹立した英雄として、アタチュルクという人がいます。トルコはアタチュルクを国の神話的象徴として留めたい。しかし、ジェノサイドによって民族を均一化した事実は、この神話に組み込めません。認めるわけにいかないのです。


しかし、アルメニアのジェノサイドについては国際的な研究が進んでおり、ジェノサイドであったことはほぼ確定しています。トルコの優れた研究者たちもジェノサイドという言葉を使っています。


トルコ出身のドイツ連邦議会議員のAzize Tank氏(左派党)の説明によると、トルコとアルメニアは過去数年、お互いに相手の意見を聞こうとし、お互いの国を訪問したりもしています。


2014年にエルドアン大統領は謝罪こそしませんでしたが、苦しみに理解を示そうとし、両国の歴史家がこのテーマと取り組むための書庫を設立しました。しかし両国の歩みよりは中断されてしまいました。


現在トルコにはたくさんのアルメニア人が住んでいるそうですが、お互いに仲が良いといいます。だからこそトルコはアルメニアに歩み寄り、対話をして理解しあう必要があると、 Tank氏は言います



ちなみに、エルドリアン大統領はドイツの政治的議論に大きな影響を及ぼしていますが、この背景には組織的な政府支持者の支援があります。

トルコ社会には国粋・イスラム主義的が広がっており、異なる意見を抑圧しようとする動きがあります。アルメニア決議に過度な感情で反対したのが彼らです。


大統領を支える団体のひとつ、トルコ与党のロビー団体"UETD"には、欧州にいるすべてのトルコ人が自動的に登録されるそうです。同団体が主催したドイツのイベントで大統領は、同化は人類に対する犯罪、トルコ人は外国にいてもトルコ人でいるべきと呼びかけています。


アルメニア決議で反対デモを行った人たちも、このような団体がバックについています。


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