ドイツ人はまじめで時間に正確というイメージがあると思います。
ところが。
ドイツで生活していると、意外なことに、鉄道の遅れが頻繁であることに気づきます。
かつては、列車のダイヤがとても正確なので、それを見て時計の時刻を合わせられたそうですが、それも過去の話となりました。
ドイツでは6分以上が遅れとみなされます。
15分とか、30分、60分の遅れも稀ではありません。

なぜこんなに遅れるのでしょうか。
理由は何年も前から同じで、車両の不足、工事、技術的問題、線路内への人の進入。
近・長距離列車の毎日の遅れは計8000時間にも上ります。
ドイツはベルギーに次ぎ、世界で2番目に過密している鉄道網をもつというのも原因です。
また、ドイツ鉄道はインフラにあまり投資せず、貨物やICEは頻繁にブレーキをかけないといけません。
ドイツ鉄道は昨年、老朽化した線路によって長距離列車が定められた速度に達しなかったため、連邦に1500万ユーロの罰金を払ったほどです。
ZDFのリサーチによると、乗客からの報告では、3分の2の列車が遅れていることが分かりました。ドイツ鉄道の公式情報である「時間厳守率93.7%」とは矛盾していることが明らかに。
ドイツ鉄道の統計では、15分以上遅延した列車はカウントされていませんでした。
また、乗り換えができなかった場合の列車も考慮されていませんでした。
この状況を改善しようとする動きはあるのでしょうか。
ドイツ鉄道グルーベ社長は、ドアを早く閉め、駆け込み乗車をなくすことで遅れをなくそうとしています。
この対策により、ドイツのすべての主要駅では時間厳守率が15ポイント向上したと述べています。
今年の時間厳守率は79%となる見込み。昨年は74.4%でした。19年までには85%を目指すそうです。工事現場のマネジメント向上が奏効したとのことです。
10月17日からは、ICEとインターシティはすべての駅で列車が早く発車するようになっています。
日本との比較ですが、ドイツは列車の走行距離が長いため遅れが生じやすいとも言われています。
日本は南北をノンストップで走るような長距離列車がなく、走行時間も短いため、遅れが少ないといいます。
こんなに電車が遅れるドイツなので、ドイツで生活している方は、車内アナウンスを聞き取れるリスニング力があるといいですね。
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