「大いなる精神は静かに忍耐する」

という言葉、日本ではたまに引用されますね。

そもそも誰の言葉か、ご存知ですか?


ドイツ古典主義文学を代表する文豪、
フリートリヒ・シラー です。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/e/e8/Friedrich_von_Schiller_Coloured_Drawing.png

原文は、

"Große Seelen dulden still."

といいます。

1787年に書かれた戯曲「ドン・カルロス」のセリフの一部です。

「ドン・カルロス」第1幕第4場

Marquis 
Mathildens Herz hat Niemand noch ergründet -
Doch große Seelen dulden still.

    ポーザ侯爵

    マチルデの心はまだ誰も究明していない。

    しかし、大いなる精神は静かに忍耐するのです。



スペインの皇太子ドン・カルロスの幼馴染みであるポーザ侯のセリフです。

この場面では、ポーザ候はカルロスが恋している継母エリザベート王妃と話をしています。

(カルロスはエリザベートと婚約していましたが、政略により、カルロスの父親がエリザベートと結婚してしまいました)

王妃は会話中、思いがけずカルロスのことをポーザ候に質問するのですが、
ポーザ候は答えの代わりに、マチルデとフェルナンドという中世イタリアのゲルフ党員の不幸な恋物語を聞かせます。

結婚しようとしていた2人でしたが、叔父がフェルナンドからマチルデを奪いました。マチルデをエリザベートに、フェルナンドをカルロスに例えたのでした。王妃をカルロスと会わせる準備に向けたポーザ候の意図がありました。


出典を読んでみると、恋愛関係の文脈から出てきたことがわかりますね。


でも今は恋愛に限らず、いろんな場面で使われるようになりました。



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