
前回のつづきです。
2年の月日をかけて、委員会は7月初め、核廃棄物最終処理場に関する最終報告書を発表しましたが、環境団体からは強い批判の声が上がっています。
委員会のメンバーである、ドイツ環境自然保護連盟BUNDの批判です。
・委員会はどんな種類の核廃棄物のために最終処分地を探しているのか、明確にしていない。
・委員会は最終的に、アッセ核廃棄物貯蔵所および濃縮ウランの核廃棄物などに触れているが、ふさわしい基準や方法を提案していない。
・ゴアレーベンを除外していない。
グリーンピースも報告書には強い不満を表しています。
・ゴアレーベンは、その岩塩層の安全性に欠陥があると十分に証明されいるのに、候補地として残った。
・そもそも岩塩層のある鉱山は核廃棄物を貯蔵するのにふさわしいのかという問いは、これまでほとんど議論されていない。そして、地下に深く貯蔵するという案は、長期的な安全性を保障できるのか、というもっと根本的な問題もある。委員会の報告では、「安全な処分の最良の可能性」としている。
世界的に著名な核廃棄物の専門家のブーザー氏は、鉱山で最終処分場をみつけようとするこれまでの試みはすべて、長期的な安全性確保に十分でないと判断しているそうです。
グリーンピースの核専門家のミュンヒマイヤー氏は「深層の地質に最終処分場をつくる以外の選択肢を早急に探す必要がある」、
「この都合の悪い事実を委員会はこれまで避けて通ってきた」と批判しています。
ブーザー氏の調査によると、岩塩は核廃棄物を貯蔵するのに適していません。
「連邦政府と委員会はこの認識をもはや無視するべきでない」とミュンヒマイヤー氏は訴えています。
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